大阪にて鮮魚や水産加工物などの業務用鮮魚・総合食品の卸、販売を営んでいます、大輝(だいき)です。
今回は入荷し始めているワカサギについて
【特徴】
ワカサギ(公魚)は、サケ科に属する小型の淡水魚です。体長は約10~15cmで、細長い銀色の体を持つのが特徴。湖や沼、川などの淡水域を主な生息地としています。また、一部の個体は汽水域(海水と淡水が混じり合う場所)にも生息するそう。
ワカサギは、その繊細な味わいと透明感のある身で多くの食通に愛されており、特に新鮮な状態で食べると、その風味を最大限に楽しめます。ワカサギは寿命が短く、1〜2年程度で成熟し、繁殖を終えると一生を終えます。
【旬】
ワカサギの旬は秋から冬にかけてで、特に12月から2月にかけての寒い季節が最も美味しい時期とされています。この時期のワカサギは脂がのり、身が引き締まり、釣りのシーズンとしても最盛期といわれています。
冬には氷上釣りが行われる場所も多く、北海道や長野県、群馬県などでは、湖の氷を割ってワカサギを釣る「氷上ワカサギ釣り」が観光やレジャーとして人気です。新鮮なワカサギはそのまま刺身や天ぷらにして楽しむことができます。
【栄養価】
ワカサギは小型の魚で、骨ごと食べられるため、栄養価が非常に高いです。特に以下の成分が豊富です。
カルシウム:骨ごと食べることができるため、骨の強化や成長期の子供、骨粗しょう症予防に効果的です。
タンパク質:ワカサギは高タンパク低カロリーで、ダイエット中でも摂取しやすい魚です。
ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、骨や歯の健康を維持するのに役立ちます。
DHA・EPA:不飽和脂肪酸が豊富で、血液をサラサラにし、動脈硬化や心疾患の予防に役立ちます。
このように、ワカサギは健康維持に欠かせない栄養を多く含んでおり、特に骨や心臓の健康に寄与します。
【調理法】
ワカサギは小型で繊細な魚のため、様々な調理方法で楽しめます。以下は代表的な調理法です。
天ぷら:ワカサギの最も人気のある調理法です。軽く衣をつけて揚げることで、外はサクサク、中はふわっとした食感が楽しめます。レモンを絞って食べるのもおすすめです。
唐揚げ:ワカサギをまるごと唐揚げにすると、骨までカリッと食べられます。おつまみやおかずとしても好評です。
佃煮:砂糖や醤油で甘辛く煮付けた佃煮は、保存も利き、ご飯のお供としてぴったりです。
甘酢漬け:酢と砂糖で甘酢漬けにすることで、さっぱりとした風味が楽しめます。冷菜としても重宝します。
【まとめ】
ワカサギは、日本の冬を象徴する魚の一つで、その小ぶりな体と繊細な味わいで、多くの人々に愛されています。特に冬の氷上釣りではレジャーとしても人気が高く、釣りたての新鮮なワカサギを味わう機会が多くあります。また、ワカサギは栄養価が高く、骨ごと食べられることでカルシウムやタンパク質、ビタミンDなどを効率よく摂取できます。
調理法も多岐にわたり、天ぷらや唐揚げ、佃煮など、様々な形で家庭の食卓に並びます。旬の時期には脂がのった美味しいワカサギをぜひ楽しんでみてください。
大輝(だいき)は、大阪市東淀川区で魚や水産加工物などの業務用鮮魚・総合食品の卸、販売を営んでいます。
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